
LPの数値改善業務のディレクション:大手美容外科クリニックの各施術のLPを担当
業務の概要
LPのCVR改善に伴うディレクション業務
目的
- CVRの増加
- 今後の改善に向けたデータ収集
担当領域
- 数値改善のための企画立案
- 構成案・ワイヤーフレーム作成
- デザイン指示書作成
- コーダーへの調整指示
成果の出た改善例
1:コンテンツの強化

実際の検証の流れ
仮説:LP内にボタンを設置し「CTR」「CVRへの貢献度」を分析。数値が高いものを「ユーザーの求めているコンテンツ」と仮定
↓
改善案:コンテンツのデザイン・コピーなどをより魅力的に再作成
LP内には2つの美容施術が掲載されていましたが、ボタンを設置した結果、片方の施術が圧倒的にCTRが高いことが分かりました。
そのため、コンテンツのテキストおよびデザイン性を改善。ユーザーに魅力が伝わるようにデザイン修正、エビデンス追加などを行いました。
また、セクション内にCTAも追加。予約ページへ移行しやすくしました。
検証の概要
- 検証期間:14日間
- オリジナルLPのCVR:3.54%
- 改善LPのCVR:6.24%
CVRの上昇率:176%
2:顕在層と潜在層に対して2つのLPを出し分ける

実際の検証の流れ
仮説:価格、場所、会社名で流入してくるユーザーは問題解決に対する「熱量」が高い顕在層、それ以外は潜在層と仮定
↓
改善案:LPを2つ作成し、流入してくるユーザーの検索キーワードにあわせLPを出し分ける
悩みが顕在化しているユーザーのコンバージョンは取れていましたが、準顕在層・潜在層のユーザーのCVRは低く、改善しようとしました。
ユーザーの悩みに対する「熱量」によって、伝える内容も違うと仮定し、それぞれに合わせたLPを作成し、検索キーワードに合わせて出し分けました。
顕在層に合わせたLPに来た再訪ユーザーのCVRは、既存LPに対し200%上昇。
検証の概要
- 検証期間:30日間
- 既存LPのCVR:1.30%
- 改善LPのCVR:1.67%
CVRの上昇率:128%
3:フレームワーク「PASBECONA」検証

実際の検証の流れ
仮説:男性ユーザーは、サービスに対して「払う価値があるかないか」の判断を重要視していると仮定
↓
改善案:サービスの具体的なベネフィットを示せるフレームワーク「PASBECONA」に従いLPを作成
フレームワーク「PASBECONA」
- Problem(問題):課題の提示
- Affinity(親近感):共感の表現
- Solution(解決策):解決方法の提案
- Benefit(ベネフィット):ベネフィットの提示
- Evidence(証拠):裏付けとなる実績や証拠
- Contents(詳細):商品・サービスの具体的な内容
- Offer(提案):ボーナスなど購入を促す要素
- Narrow down(絞り込み):ターゲットの特定
- Action(行動):具体的な行動の促進
男性ユーザーには悩みに対して、原因・ベネフィット・価格など、論理的に判断してコンバージョンしていることがデータに表れていました。
よって、原因→改善方法→ベネフィットを示し、それを裏付ける証拠を提示することで、購買意欲を高められるフレームワーク「PASBECONA」で検証。
その結果、CVRの改善に成功しました。
検証の概要
- 検証期間:14日間
- 既存LPのCVR:0.86%
- 改善LPのCVR:1.39%
CVRの上昇率:161%